2012年4月20日金曜日

6つのヴィネット


いよいよ明後日は「Vignettes」CDと楽譜の発売記念コンサートです!

Vignettes<ヴィネット>は、人物や情景を描いた小さな絵や写真という意味。
なので、どうしても今回美術館でコンサートをしたかったのです。

お席を沢山ご用意できなくて、チケットがすぐに完売してしまい、このブログを読んで下さっている方で、お越し下さる事が出来なかった方もいらっしゃると思います。
本当にごめんなさい。
次回の機会には、是非よろしくお願いします!

さて、今回のプログラムでメインとなる「6つのヴィネット」について、少しお話したいと思います。

この曲は、2008年の吉松隆作品シリーズのコンサートの為に書いて下さった、念願の委嘱作品で、もともとは、「4つのヴィネット」でしたが、CD「Vignettes」の為に2曲目「時のロマンス」と5曲目「午後のバガテル」の2曲が追加され、「6つのヴィネット」になりました。

2008年のコンサートで初演の直前に曲についてのお話をしていた時、「これは、河村さんの4重人格を表した曲です」との吉松さんのコメントに驚き(笑)
「ええええ~??そうだったの???」とビックリ!

で、そのまま演奏となりました。

今回は、2曲追加され「6重人格」となったわけですが、昨年の録音までの3年間で新たに2面発見されたのでしょうか(笑)
で、録音の時は曲名がまだ決まっていなかったので、「屈折」という言葉を使おうとされていたのですが、「屈折している人に思われるのは嫌です~(><)」と却下。

「色んな面があった方が良いでしょ」という事らしいですが・・・。

という事で、さてさて明後日はどんな演奏になるでしょうか。

◆「6つのヴィネット」Op.105(2008/2011)
1.浮遊性アンダンテ
2.時のロマンス
3.鳥のカプリチオ
4.水晶のアニマ
5.午後のバガテル
6.指向性アレグロ