2014年5月22日木曜日

準特選盤


現在発売中の「レコード芸術」6月号の新譜月評のコーナーに「優しき玩具」が紹介されています。
(129ページ)

準特選盤をいただきました!




2年前にリリースした「ヴィネット」の時も、評論家の濱田滋郎さんが推薦して下さり、準特選盤だったのですが、今回も嬉しい記事を書いて下さいました。(ちょっとウルウル・・・)

以下、抜粋してご紹介させていただきます。

『河村泰子が吉松隆作品を弾いたアルバムが以前に出たとき、私はたしか次のように書いたー「この世の中に、自分の作品をこれだけ愛し、重んじ、心して弾いてくれる人がいるということを、作曲家はきっと、何より嬉しく感じるに違いない」と。
ここで今いちど、河村泰子は吉松作品に向かった。(略)
吉松が早くから披露していた抒情性、機智、ユーモア、ファンタジー、ポエジーのすべてを、彼女は飽くことのない心寄せをもって弾き現す。
改めて耳を傾けると、「優しき玩具」は、たとえ平易ではあっても、けっして平凡ではない曲集である。(略)
まずはこのようなディスクが広く聴かれ、この音楽のありかたを知らしめることこそ肝要なのかもしれない。
要は今、この音楽を大切と思うか否か。
私は思うし、河村泰子の献身(献心)にもほだされて「推薦」を贈る。』
ー濱田滋郎